レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/スイムパート

前回の様子はこちら

レース前日の準備をこなし、程々の疲労感に包まれて早めにベッドイン。しかし緊張なのか暑いからか、なかなか寝付けないままレース当日の朝を迎えました。

早朝バスで会場入り

忘れないうちに、前夜に計測チップとボディーナンバーを付けておいたの図。
朝4:00頃に宿から最寄りの公式ホテル「Yentai Hotel」へと徒歩移動。無料のシャトルバスに乗ること20分、トランジションバッグとともに会場入りした。

シャトルは余るほど用意されているので、乗り遅れや定員オーバーの心配はないはず。唯一の敵は寝坊。

まだ日の出ていない会場、バイクの最終チェックを済ませる。慣れた参加者はヘッドライト持参で、バイクにジェルを貼り付けているのが見えた。
いよいよ始まるのか。。そんな高鳴りを胸にスタートを待つ。

この会場で、3つあるトランジションバッグを所定の位置に預け入れる。それぞれ入れるもの、置く場所が異なるので注意したが、前日の説明会で全て把握済み!

  • ストリートバッグ:会場まで着てきたものをin(ゴール地点に配送)
  • バイクバッグ:スイム→バイクのグッズ(スイム終わったら、ゴール地点に配送)
  • ランバッグ:バイク→ランのグッズ(ゴール地点に配送)

さらに、レースコース上で特別に受け取れる「スペシャルバッグ」がバイク、ランで預入れ可能。
自分は利用しなかったものの、お気に入りの補給食を受け取りたい人はぜひ活用しよう。

T君と互いに健闘を誓いあい、多くのアスリートに囲まれつつビーチで集中。
人生初のアイアンマン、いよいよレースが幕開ける。
※レース中の写真が皆無のため、ここからはテキストメインでお楽しみください。

スイムコース:3.8km(2 Lap)

スイムコースは、1.9kmの凸の字型を2周回の計3.8km。
水温は24度で、ウエットスーツ着用自由。
水質はほぼクリア、波もそこまで高くない。初ロングにしては泳ぎやすい好条件が揃っていた。

さて筆者の泳力はというと。。

  • 50mクロールで1分。
  • スイム自己最長距離は、久米島トライアスロンの2キロ(50分強)。
  • 目標タイムは、ベストで1:30程度。

圧倒的に凡人レベルで、逆に慎重に行こうと守りのメンタル全開でスタートラインに並ぶ。
まずはトラブル無く完泳することが第一。マイペースに行こうと自分に言い聞かせる。

禁断のウエットスーツ封印

レース直前になり、極めて重大な判断をすることに。
ウエットスーツ無しで行こう、そう決めてトライスーツオンリーでスタートを切った。

着ない判断を下した背景としては:

  • 水温が高く、スイムとて熱中症のリスクが高い。
  • 自分のスーツは袖まで長丈で、後半の疲れで肩が動かしづらくなる。
  • スーツがなくても一応は浮ける。

※実際には、着用率はパッと見8割程度はいました。ノースリーブが多かった。

スタートは5秒間隔で、8名づつ海に解き放たれる。前のスイマーとの間隔が開くので、バトルを引き起こしにくくなるという措置だ。
おかげでスタート直後でも、ぶつかり合うことなく進んでいける。

バックストレートに入り、次のピンクのブイ目掛けて泳ぎだす。
ヘッドアップしたその瞬間、満点の朝日がとても眩しい。
おかげでブイが全く見えず、とりあえず周りと同じ方向に泳ぎ続けるしかなくなる。美しい朝日にレースを邪魔されるとは、これが初めての経験となった。

このブイかな?→黄色→まだかな?→黄色、とピンクのブイと対面するまでいちいち確認する有様。やっとこさピンクまでたどり着き、L字型に戻って1周完了。

2周目に入ると早速異変が。。半端ではない頭痛が押し寄せる。
無理しないペースでとは言うものの、やはり酸欠気味のようだ。

バックストレートに入り、水中で下をむくと海底がはるか下に。これ、溺れたら死ぬなと暗黒の水底を見つめて悟る。なにせスーツを着ていないのだから、脚攣ったら生還できる気がしない。

そんな妙な冷静さと、頭痛と口の苦さへの悪戦苦闘をはさみつつ、少しづつ泳ぎ進める。後半はフォームも崩れまくり、泳ぐラインも外側に膨らみ気味でロスしてしまった。
ただし、最後までタレずにストローク出来たのでウエットスーツ封印が効いたポイントかと思う。

もう平泳ぎに切り替えたい、そんな気持ちになりかけるところで最終ブイへとたどり着いた。最後は波に押されて楽しながら完泳!

レースの振り返り

初3.8kmでも、一応なんとかなった。
本当に凡人レベルの泳力でも、周りにながされずに一定ペースで行けば、必ずゴールにはたどり着けるはず。

タイムを狙うには、やはり基礎的なフォームの習得とヘッドアップスキルが必須。
「前の人に付くと楽だよ」というアドバイスを知りながら、後半はほぼ単独で泳ぐ羽目になってしまったことが反省点。
次回は1:30切りを達成したい!

白砂のビーチを踏みしめた時、ふと思った。「ここからが本番だぞ」と。
すでに虫の息になりかけの身体ですが、バイクパートへと続きます。

タイム:1:37:54 (100m / 2:32)
消費カロリー:613kcal

スイム使用機材
ゴーグル:SWANS SR-71M FALCON
ウエットスーツ:着用せず
キャップ:大会支給品(オレンジ)
GPSウォッチ:GARMIN FOREATHLETE 935
補給:なし

今大会のレースレポート一覧はこちら↓
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました 移動日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース前日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/スイムパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/バイクパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/ランパート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。