レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/ランパート

前回の様子はこちら

※レース中の写真が皆無のため、引き続きテキストメインでお楽しみください。

バイクのおさらい:

  1. 唯一の得意種目、180km余裕をもってこなせた。
  2. アップダウンと風が難敵、でもマイペースで意外となんとかなった。
  3. 目標タイムは20分オーバー。補給でのロスと、平坦力の不足が原因。

180kmものバイクを終え、いよいよ最終種目のラン。
トランジション会場につくと、バイクは全体3分の1?くらいはすでにあったような。ライバル達はすでにランへと突き進んでいる。ここでT君のバイクは見かけず、自分のほうが先行していることを確認。
ヘルメットとバイクを置き、ランギアバッグを持って着替えのテントへ。靴の履き替えに少し手間取ったが、大きく深呼吸して気を引き締める。

いよいよラストスパート!

ランコース:42km

最後の砦ランは全3周回。

バイクと違って風はあまりないが、ループの後半はゆるやかなアップダウンが連続。アスリートの気持ちを折る気概に満ちあふれている。エイドは約3kmごとにあり、水や補給食を貰える。

コースの最果てでもらえるリストバンドを計3つゲットし、ゴールまで戻れば晴れて完走!
リストバンドの色は周回ごとに違い、「I will」「I beleive」「I can」とアスリートを鼓舞するメッセージが刻まれる。

こんな感じ。レース後日焼けの度合いが半端ではない。

ラン強化への道程

これまでの筆者のラン最長距離は、久米島で走った20km。
フルマラソンはこのアイアンマン台湾が初経験。まさにぶっつけ本番である。

スイムと並んで得意とは言えないラン。この台湾にむけて、コソ練を重ねてきた。
会社への約8kmをラン通勤、これを週1で継続。さらに週末は、1度の練習で10km以上走るように意識した。

GARMINの最新モデルを買い、充実のラン生活を演出。
コソ練の結果、キロ5分30秒程度なら余裕を持って走れるようになった。

それだけではない。ランニングの得意なチームメンバーに教えてもらったり、YouTubeでフォームを研究したり、ランセミナーに参加したりと、新しい情報をどんどん取り入れた。

今年始めは自分の脚で走ることさえ億劫だったのに、人間やれば変われるもの。チームメイトの皆様に感謝です。

目標タイムは5時間30分。あとはやるしかない!

灼熱のランウェイ

バイクの上では常時風を受けていたため、全くそんな感覚は無かった。
しかしすぐに気づく、尋常ならざる暑さに。

体感温度は40度近い。上からは太陽が、下からはアスファルトの熱が襲いかかる!
ラン開始が14時過ぎ?くらいだったので一番暑い頃だったと記憶している。

最初のエイドで頭から水をかけてもらい、小さな氷嚢を首に入れて多少マシになった。水ぶっかけサービスがなければ、マッハで熱中症にかかっていたであろう。水分塩分補給も忘れてはならない。

上がらないペース

トランジション直後はいけるやん!と意気揚々にスタート。
しかし現実には、キロ7分程度しか出せていなかった。。

ここまで2種目で180km以上運動していれば、当然元気100倍モードのランとはいかない。肩が振れてないわストライドは狭いわで、かなり適当なフォームになっていた。自覚はあるけれど、身体が動かない。。

もう結構走ったな?と思って手元のガーミンを見る。3kmしか進んでいない。
これあと40kmってどういうこと。。と絶望感に打ちひしがれる。

ゼッケンベルトのポケットに忍ばせておいた最終兵器、メイタンゴールドを注入。
カフェイン入りのコイツは、キツい局面で何度もお世話になった救世主的ジェル。ドラゴンボールの仙豆的な存在である(言い過ぎ?)
これがあれば大丈夫、そんな感じでメンタルを回復させつつ、「遅いが止まらない」ペースで着実に距離を伸ばしていった。

圧倒的腹痛

カフェイン効果で、20kmまでは遅いながらも走り続けた。しかし覚醒が切れ始めた後半、それは突然やってきた。

これまで感じたことのないレベルの腹痛。。あまりにもしんどく、ついに走る気力を失ってしまった。
これまで散々甘い補給食と水分を摂り続けた身体は、相応にダメージを蓄積していたようだ。お腹にガスが溜まっている感覚で、補給することさえしんどい。腹筋に力が入らないので、ランの衝撃に耐えることも難しい。

このあたりから完全に日没して、街灯が灯り始める。薄暗い沿道を、心身ともに限界のアスリート達が列をなして進んでいる。なんとも言えない、記憶に残る光景だった。

歩いてゴール

腹痛にノックアウトされてからは、もう全く走れる気がしなくなっていた。前かがみになって一歩目を踏み出す、それすら出来ない。
「あの電柱過ぎたら走る」「やっぱり無理」ずっとこんな感じで延々歩く。しかし不思議と、止まろうという気は全然しなかった。

往復の途中でT君と何度もすれ違う。そのたびに声をかけたりして、「一人でレースしてるわけじゃない!」と気を確かに持つことができた。
残り7kmからはひたすら歩き続けた。悔しいけど、止まってリタイヤするよりは全然マシだ。

何人も抜かれて、残り1kmを過ぎてようやく終わりが見えてきた。レッドカーペットも全然ウイニングランすることもなく、静かにゴールラインを切った。
14時間半のレースは意外とあっけなく終了。

アフターレースも楽しく

レース直後はタオル被って明日のジョー状態でグッタリしてましたが、翌日はそこまで身体のダメージはなく。ロングだと、限界まで心肺を追い込まないからか。
ただし、限界の身体で暗闇の中バイクパッキングするのが辛かったです。笑

翌朝の飛行機で台北まで戻り、フットマッサージを存分に満喫。

台湾の奇抜マスコットその2。このデザインセンスには脱帽。

タンラインがくっきり。泉ピン子似のおばちゃんにマッサージしてもらい元気に。

夜は留学時代の友人と晩飯。やはり本場の小籠包は格別!
ポンフー島の往復だけではもったいないので、ぜひ台北も満喫してから帰ることを強くオススメしておきます。台湾バンザイ!

レースの振り返り

初フルマラソンは不完全燃焼、これに尽きます。。

まあ2種目終えてのフルなので、完走できただけでも奇跡かもしれないですが。
残り7km全歩き、魔の腹痛がレースのハイライトになるとは夢にも思わなかった。しかし、前半20kmはちゃんとランニングしてたのでコソ練の成果は存分にあったと思う。

対策としては胃腸を支える体幹力と、消化吸収能力の向上。フルマラソン経験を積んでおくのもありか。
あと、バイクパートでの補給戦略。ボトルに溶かすタイプのスポーツドリンク粉末を濃い目で使えば、水分からカロリー摂取できて胃腸に負担が少ないのでは?と感じた。

初アイアンマンを終えて

晴れてアイアンマンの称号を獲得した私。
終わってみれば「やってよかった」と心から思える遠征となりました。

そもそもなんでアイアンマン?かといえば、何かデカイ挑戦がしてみたかったから。
レース出場を決めてから半年間、機材のことから練習方法まで、色々なことを勉強させてもらいました。

自分で目標を立ててコツコツレベルアップしていく様子は、RPGのように奥深さと楽しさに満ちた体験だったと思います。さらに、初海外レースということで冒険心が高ぶって、全てが鮮明に記憶に刻まれました。
ということでアイアンマン、ぜひ挑戦してみませんか?

レース会場で知り合えたT君、IRON WILLメンバーの皆様、こっそり応援してくれた会社の先輩などなど、この場を借りて全員に感謝申し上げます。

トライアスリートとして、自分はまだまだ駆け出したばかり。
次はオーストラリア、アイアンマンケアンズへと挑戦します。

タイム:6:21:44 (AVG SPD : 9:03/km)
消費カロリー:2,989kcal
平均心拍:128bpm


総合タイム:14:33:11
男子ランキング:212位
エイジランキング(25 – 29歳):15位
総合ランキング:256位

ラン使用機材
キャップ:GIANT MESH CAP
シューズ:NIKE FREE RUN DISTANCE
インソール:NIKE純正品
レースベルト:TRAN
サングラス:SWANS STRIX I FZ
GPSウォッチ:GARMIN FOREATHLETE 935

補給
MEITAN CYCLE CHARGE GOLDx1
エイドでもらった塩、バナナ
水ボトルx2

今大会のレースレポート一覧はこちら↓
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました 移動日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース前日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/スイムパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/バイクパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/ランパート

2 thoughts on “レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/ランパート

  1. すごいですね!今更ですが完走見事です。感動しました!フルマラソンぶっつけとは恐れ入ります(^^;

    1. コメントありがとうございます!
      フルマラソンがあれほどキツいとは知る由もありませんでした。

      次のケアンズも、人生二度目のフルマラソンになる予定です。。笑

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