レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました 移動日編

遡る事約3週間前。
初のロングディスタンスとして「アイアンマン台湾」に挑戦してきました。

3.8km泳ぎ、180km漕ぎ、42.195km走る。
ただそれだけのために、台湾の秘境「ポンフー島」へと渡り、かけがえのない経験を得ることが出来ました。

IRON WILL=鋼鉄の意志。

チーム名の示す鋼鉄とは、このアイアンマンレースに由来すると難なくイメージできるでしょう。
台湾出場を決めたのが半年前、筆者自身3レース目にして挑んだ「初アイアンマン」。
どの瞬間を切り取っても、まさに壮大な旅路の1ページとも言える素晴らしいものでした。

果たして自分は鋼鉄の男になれるのか?
この場を借りて、トライアスロン初心者から見たレースの全容、そして大会参加へのお役立ち情報をお伝えしてみます。

Day1 東京から南国のリゾートアイランドへ

海外遠征の朝は飛行機とともに。
いよいよこの日がやって来た、という高揚感よりも、圧倒的に眠い。
バイクと荷物のパッキングが終わったのは、前日の夜遅くであった。
バイクケースとバックパック一つで、羽田空港に降り立った。

今回の輪行に使ったシーコンのケースは、前後輪を外すだけでセット完了、かつハンドルを分解せずに済むお手軽仕様。
キャスターが付いているので移動も楽チンだ。
遠征先の組み立てがイージーになれば、余計なストレスやバイクトラブルのリスクを回避出来る。
バイクケースでこれ以上のものは無い、と言えるくらいの完成度なのだ。
バイクの隙間にウエットスーツやシューズをねじ込み、背負う荷物を小さくするのがオススメ。

まずは青い翼ことANAで、台北の松山空港へと渡航。バイクケースは20kg以下で済み、超過料金かからず。
CO2ボンベやDi2のバッテリーは、このバイクケースには入れてはいけない(航空会社の規定により異なります)。
もう一つの機内持ち込み荷物に必ず入れておこう。

待ち時間で両替を済ませる。この電子決済全盛のご時世、カードあればまぁ大丈夫だろうと5000円(1,100 NTD)だけ台湾ドルにチェンジ。これが後に問題に。。
機内ではスパイダーマン新作を鑑賞して、リラックスして過ごす。ANAのフライトは全てが快適なのだ。

ポンフー島への乗り継ぎ

松山空港からは、ユニエアーでポンフー島の馬公(マゴン)空港までフライト。この乗り継ぎが2時間ほど空きがあり、空港では特に時間を潰せる施設もなく、THE暇。
近くのマッサージでも予約しとけばよかったと、少し後悔。空港のWifiを拾って大会のアスリートインフォメーションを読みつつ、事前の注意やレース当日のイメージを膨らませる。

ユニエアーのフライトはwebで予約出来る。ただし、英語メニューが無く難解な漢字を読み進めながらの作業。。
日本人なら何となく理解出来るレベルなので、サクッと予約したほうが良いです。
円滑な海外遠征には、宿と移動は早めに抑えておくのが鉄則!

ポンフーまでのバイク輸送は、公式のシッピングサービスを事前に予約していた。
松山空港から会場までのバイクケース往復をケアしてくれるため、手ぶらで移動できるのだ。片道とかも自由に選べる。

到着ロビーの側に早速窓口(写真の黄色いおじさん)があり、引換券を貰ってバイクを預けた。次にマイバイクと対面するのは、翌日のレース会場だ。
何故かケースと自分の記念写真を撮られる。笑
おそらくケースと持ち主の照合に使うのだろうが、何だか面白い。

脇を見ると、ユニエアーの窓口でバイクケースを預けられず、困惑してる数人。その一方で、普通に預け入れに成功してる人もいた。

シッピングサービスは移動がラクになる反面、コストと受け取り時間に制約がある。
自己持ち込みだと、ホテルですぐバイクを組めるが、前述のようにチェックインで止められるリスクもある。

今回はバイク受け取りがレース前日、かつ宿に直送ではないのでボトルネックの方が大きい。その辺のマネジメントも含めてレースというものでしょうか。
初参戦の人は、コストはかかるものの無難にシッピングサービスを利用しましょう。

乗り継ぎのプロペラ機に揺られ、夕方にポンフー島に上陸。隣のお姉さんの読むローカルな雑誌が気になる。
事前のリサーチではあまり観光情報が無いあたり、まだ日本から訪れる人は少ないようだ。気温30度だが、風が涼しく思ったよりは暑くない印象。

今回は高い大会公式ホテルではなく、会場近くの民宿を利用することに。THE BEAUTY OF BASALT B&Bのシングルダブルベットを予約。
派手な外観とは裏腹に、部屋は至って綺麗。エアコン、シャワーの湯量も問題なし。

デメリットは、会場とバイクピックアップまで歩いて1キロある点。公式ホテルは値段の分だけ、移動やら準備のストレスが少なく済むかもしれない。豪華やし。

チェックインも済んで、予習のために会場のシェラトンホテルまで歩いてみることに。
すると大会参加者無料のウェルカムパーティーが催されているではないか!

広大なホールに円卓が隅々まで並び、日に焼けたトライアスリート達が談笑している。
これ全員レース出るのか?と大会スケールのデカさを目の当たりにした。
これがアイアンマン!

次回、レースエントリーは無事完了するのか!?
プレレース編へと続きます。

今大会のレースレポート一覧はこちら↓
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました 移動日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース前日編
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/スイムパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/バイクパート
レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました レース編/ランパート

3 thoughts on “レースレポート:アイアンマン台湾に行ってきました 移動日編

  1. こんにちは。はじめてコメントさせていただきます!立川トライアスロン協会に所属する者です。10月のレースに出るために色々調べておりましたらこちらのblogにたどり着きました。

    質問が3つあります。
    ツアーで行かれたのですか?
    何人で行かれたのでしょう?
    公式のシッピングサービスとはどのようにアクセスすれば良いのでしょうか?

    もし、ダイレクトに質問ご連絡差し上げても宜しければこちらまでご返事頂けるととても嬉しいです。

  2. こんにちは!
    コメントありがとうございます、そしてお返事遅くなりましてすいません。。
    以下ご回答です!ご参考にしていただけたら幸いです。

    1.ツアーなどは利用せず、宿泊も移動手段も全て自分で手配しました。旅好きなので、スケジュールを組んだり安宿を探すのが楽しくもありますね。

    2. 友人に紹介していただいたT君と会場で初対面した以外は、移動も宿泊も完全一人でした。もともと一人旅行を苦としないので問題なかったですが、やはり誰かアイアンマン経験者がいるとこころ強いですね。

    3. バイクシッピングは以下から申し込めます。基本は松山空港から馬公空港の往復を予約すればOKです。
    http://asia.ironman.com/triathlon/events/asiapac/ironman/taiwan/athletes/bike-shipping.aspx#axzz5HAwDVS00

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