バイク担当 中谷です。
まずは一言いいたい。
エクステラ、まじ半端ないって!!
2019年9月22日、6年ぶりの国内開催が実現したオフロードトライアスロン「XTERRA JAPAN」に出場しました。
初エクステラ参戦をレポートします。
エクステラ、まじ半端ないって!!
エクステラジャパンとは
オープンウォータースイミング / マウンテンバイク(MTB) / トレイルランを続けて行う「オフロードトライアスロン」、それがエクステラ。
スイム1,500m / バイク25km / ラン10kmが、いわゆるスタンダードディスタンスに相当する(っぽい)。
大会公式HPより
2019年丸沼大会は、「エクステラ」ブランドを冠したレースとしては国内で6年ぶりの開催となった。
(エクステラブランドの付かないレースは「〜オフロードトライアスロン大会」と呼ばれるようだ。ロングのアイアンマンみたいなイメージ)
参戦の動機としては、
- もともとMTBを乗っていて、オフロードライド大好き
- 国内では数少ないオフロードトライアスロン
- エイジ上位入賞で、世界選手権スロット(マウイ島)をゲット!
開催告知を見て速攻でエントリーを決め、心待ちにしていた大会でした。
会場:群馬県 丸沼高原
朝6時にチームメイト片山さんと合流し、クルマで移動。
沼田インターからの下道でさらに1時間ほどかかり、10時半ころに会場入り。
丸沼高原は標高およそ1,400mほどに位置する、群馬の秘境。
沼、と言ってもどう見ても湖であり、水は透き通り美しい。
周囲は穏やかな山々が広がり、ピンと張り詰めた神聖な空気すら感じられる。
メインのレース会場は「丸沼温泉環湖荘」。
自分の出場するチャンピオンシップカテゴリーには、およそ170名がエントリー。
他にもショートやデュアスロン、キッズレースにEバイククラスなども併催。
Eバイクカテゴリーは、エクステラにおいて世界初開催だった模様。
世界的に伸び続けるEバイク市場を反映してのカテゴリー追加と思われ、まだ歴史の浅い競技であると言えますね。
出展ブースでは、補給食やオフロード用の様々な機材をゲット可能。
忘れ物をしても安心。
※バイクは売ってません
ちなみに、周辺にはコンビニがありません。
不安な方は備蓄して会場入りをオススメします。
試走の大切さ
オフロードレースにおいて、絶対に欠かせないルーティン。
それが試走!
その重要度は、通常のトライアスロンよりも遥かに高い(と思う)。
試走に見るべきポイントは、、
- 危険箇所のチェック
1番大事なのがコレ。
丸沼のコースは自然そのままの箇所が数多く、どうやっても乗れないポイントが数多く点在。
滑りやすい下りや、転倒必至のルートセクションなどは事前に下見を強くおすすめします。
レース中のアドレナリン全開状態で、危険箇所に突っ込むとケガします!
難関ポイントは一度バイクから降りて、くまなくチェックします。
「押し歩きするか?通せるラインを見極めるか?」
オフロードライドでは、一瞬の判断の積み重ねがタイムに直結します。
- コース分岐のチェック
コース上にはテープや青い矢印でサインがあるものの、時々分かりにくい箇所も。
森の中は似た景色が広がるので、尚更わかりにくい。
レース中迷子にならないように、紛らわしいポイントは復習!
- バイクのセッティング
今回使用した愛機「GIANT XTC ADVANCED +」
29インチホイールと100mストロークのフォークに換装した、ピュアXCレース仕様で挑みました。
ギア比はフロントシングルの34Tに、10 / 50TのSRAM GX EAGLE。
激坂も問題なくクリアできますし、車重は10kg前半と担ぎで十分な軽さ。
エクステラにおいては、バイクの比重がかなり高いと思います。
特に重要なのが、、タイヤ選択。
りやすいマッドコンディションならノブの高いタイヤに変えたり、同じタイヤでも空気圧を落としたり。
丸沼のコースはウエットな箇所も多く、漕ぎの軽さよりもグリップが欲しい。
今回はマッドタイヤを忘れるMAXXISのドライ系タイヤ「IKON」を1.3気圧で運用しました。
んで意気揚々と試走に繰り出す2人。
しかし、、
ヤバイ。
とにかくヤバイを連呼。
とにかく、序盤は押し歩きが頻発する難所だらけ。
バイクコースなのにバイクに乗れない。
思いつく限り列挙すると、、
- 朽ち果て、苔むした丸太橋。めっちゃ滑る
- 全くグリップしない激下り。滑落必至
- 湖に滑落しかねないオフキャンバー。湖畔は全てキャンバー
- 降車必須の倒木
- 湧き水で泥沼化したシングル。その他、マッド路面の数々
- リバークロス。こぶし大の石が進路を阻む
降りてはため息、押してはため息の区間が続く。
こちらは、スタート5キロ付近から始まる林道の登り。
延々と約5キロで300mほど登ります。
ダブルトラックで路面も比較的安定しており、余裕を持って補給できるのはここくらい。
パワーに自信の方はここでプッシュがいいでしょう。
気軽な感じで1ループのはずが、、1時間40分も走行。
疲労感はかなりのものでした。
これ、、タイム内完走できるのか??
不安しか残らないまま、試走を終えた二人でした。
会場を後にして、クルマで5キロほどのペンション「ペチカ」にチェックイン。
会場直結の環湖荘宿泊がオススメですが、満室でとれず。。
こちらもいい宿でゆっくり出来ました。
超豪華な夕飯で、明日へのチャージ。
今回のエントリー景品。
とっても豪華で嬉しいかぎり。
補給食の準備や、ゼッケン取り付けなど。
レース開始は11時、余裕をもって行動できます。
余談ですが、山のペンションあるある、漫画のラインナップが超充実でした。
私は「Blue Giant」を通読。
ブルー、、ジャイアント、、うっ頭が!
サックス演奏に目覚めた高校生の成長録的なお話でして、人生訓に通ずるシーンがいくつもあります。
マジで面白いのでオススメしておきます。
夜間は10度前半まで下がる高原。暖かくして夜を過ごし、レース当日を迎えました。
後編へ続く!