1日目夜のヒダカ先生のケアにより、メンバー全員スッキリと起床。
朝の練習メニューは砂浜でのリカバリーラン、のはずでした。
しかし無情にも、窓を開ければそこには降り注ぐ滝雨。。
晴れていれば、部屋から美しい東京湾が一望出来たことでしょう。
昨日より強い雨脚で全然走れるような状況でなく、とりあえず朝風呂に浸かり気持ちをリセット。
しばし館山周辺の施設をリサーチし、温水プールでスイムか、雨のバイク練決行か、プランを語り合う一行。
ここ館山まで来て走れないのは、あまりにも名残惜しい。
そこでオザワさんの機転により、急遽同日開催の「全日本トライアスロン選手権」をお台場まで観戦しにいくことに決定。
クルマでお台場までワープし、雨の中お台場デックスに到着。
1時間少々で東京に戻れることもあり、館山の近さを再確認したのでした。
ちょうど女子レースがスタートしたばかりで、上段の遊歩道から走る選手が見える(遠くから見てもめちゃくちゃ速い)。
スタバで茶をしばきつつ、11時の男子レーススタートを待つ。
浜辺に移動して男子レースの号砲を待つ間に、コース脇は人垣で埋め尽くされる。
各選手のコールアップ、BGMの演出に会場のテンションは上がる!
レースが幕開けると、トップ選手は本当に異次元のスピードで突き進んでいく!
スイム明けのバイク、バイク明けのラン、全てが桁違いの走りを目の当たりにしました。
エイジグループのレースと比べ、スピードがあまりにも違いすぎる。。
トランジションエリアは一般レースと違い、ゆとりのある幅でバイクが並び、床はマットが敷いてある。
さすがは国内最高のレース、各選手トランジションも鬼のように速い。
雨の中、スリッピーな路面を全力疾走するレーサー達。
全8周回のバイクパートは、遅れた選手は先頭集団にラップアウトされた瞬間レースを降ろされる。
集団から抜け出しリードを築くか?ランまで温存するか?
選手の思惑が交錯する。
ランで最終スパートをかける小林歩選手(白黒のウエア)。
優勝した田山寛豪選手は、なんと通算11回目の全日本優勝!
これが引退レースだったそうで、見事有終の美を飾る瞬間に立ち会えました。
残念ながら合宿2日目はほぼ練習出来なかったものの、初のエリートレースを観戦し大いに刺激をもらうことができました。
スピーディーなレース展開、熱心に声援を送る観客、そして国内トップ選手の気迫溢れる走りは、現場に来なければ知ることすらなかったでしょう。
チーム初の、トライアスロン漬けの合宿2日間はあっという間に終了。
メンバー各々が、合宿での経験を胸に次のレースへ向けて動き出します。