いよいよレース当日、T1までの様子をお届けします!
当日朝の準備
当日朝は5時に起床、まずは体を起こすことも含め、散歩でトランジッションエリアに向かいました。
ここでヘルメットとバイクボトル2本をセッティング。夜明け前の寒さもありますが、身が引き締まります。
宿に戻って朝ご飯、日本から持参したパックご飯×2、ふりかけ、インスタント味噌汁。落ち着く最強の組み合わせです。
宿でワセリンを塗ってウェットスーツも着込み、いざスタート地点へ。
7:20頃に着くと、男子プロのスタートに備えて盛り上がっているところでした。
レースの想定
目標タイム=12時間
基本の時間配分はスイム1時間、バイク6時間、ラン4時間の合計11時間。
これにトランジッションや、上記の種目別で収まりきらない時間を含んだ1時間を割り振る作戦。
具体的にはスイム1:05、バイク6:10、ラン4:30、T1+T2で0:15を目安に組んだ。
コース概要
タウポ湖にてフローティングから一斉スタートし、湖畔に沿って1650m、折り返して上陸する1周回のコース。
朝一番のスタート前にはラグビーNZ代表オールブラックスでもお馴染み、マオリ族の「ハカ」が披露されます。
そしてまず70.3が一斉スタートし、ロングのプロ男子、プロ女子、エイジと続きます。
スタートはフローティングの一斉スタート。
START
天候は曇り、水温は18℃。
ウェットスーツを着れば、水中でも冷たさは気にならない程度。
幅が長く取られたスタートライン、湖畔に近い部分は砂浜、少し沖に出ると石がゴロついている。
手前は脚も着くほど浅く、奥側は水深2.5mほど。
フローティングスタートのため待機しているときに、周りのアスリートと健闘を誓い合う。そして、目の前に広がるスイムコース。
いよいよ自分のアイアンマンが、ずっと夢見てきたスタートが、目の前に広がるのを見ると、気合が入る。
8時ちょうど、大砲が放たれ、長旅の幕が上がった。
普段から右呼吸が多い自分には時計回りのコースは得意。
常に呼吸する側の近くに誰かが居ればコースを逸れることはないので、ヘッドアップは100-200mくらいに1つ浮いているブイの位置をたまに確認する程度。
ブイは行きが黄色、帰りが赤色で、数字が順番に振られているが、距離に対応している訳ではなさそうだった。
スタートは周回の外寄りから。多少大回りになるが、常に呼吸する側の近くに誰かが居ればコースを逸れることはないので安心。
開始500mほどは混雑が激しいものの、もみくちゃのバトルにはならずに済んだ。
1kmほどでほぼブイに沿った位置取りとなり、折返しまでの1650mまで淡々と進む。
途中で白く大きな70.3用の折返しブイがあり、ここからまだまだ先まで泳ぐんだなと思うと先が思いやられる。
GARMINは200mごとに自動ラップを取るようにしていた。
OWSでの計測に誤差は付き物だが、概ね1’35/100mは割って泳げてる模様。
スイムの及第点が1秒1m=1:03’20なので順当なペース。
折り返しは、まず直角に沖(右)に曲がって50m、そしてもう一度右に曲がって、行きのコースと平行に帰ってくる。
沖の方が風の影響があり、沖側(左側)から風が吹き、水面を少し波立てるが、右呼吸の自分には問題なし。
ここまで来ると周りの面々もほぼ固まり、左呼吸の女子選手と平行して泳ぎ続けた。
スタート地点まで戻り、越えてからは湖底に水草が浅瀬に生える地帯を抜け、桟橋を右手に見ながらヨットクラブで上陸。なお、魚などの生き物は全く見掛けなかった。
T1
スイムアップからトランジッションエリアまで400mほど距離があり、ひたすら登り坂。
カーペットが敷かれた脇には、大勢の観客が押し寄せ声援をあげている。
トランジッションの入口にバイク用バッグがナンバー別に並べられ、ボランティアが予め手に持ってスタンバイしてくれている。
バッグを受け取り、テントの中へ。ここでウェットスーツを脱ぎ、椅子に座りながらバイクジャージ(上)、グローブ、カーフガード、アームカバー、ソックス、バイクシューズを身に着ける。
ボランティアも袋から道具を出し、右左を手に取りやすいように整え、必要であれば靴下を履かせてくれたりと、色々と手伝ってくださる。
テントを抜けたところで用意されている日焼け止めを露出している首後ろ、顔、膝に塗る。なおワセリンもあるので、擦れるのを防ぎたい人はここで塗り直すことも可能。
バイクラックの入口にトイレが10基ほどあり、並ばずに小便を足す。
ラックにセットしておいたヘルメットを被り、いよいよ180kmのバイクパートへ。
タイム:1:01:26
平均速度:1’37/100m
カロリー:657kcal*
*=GARMIN計測