【レースレポート】IRONMAN Goseong 70.3(韓国)参戦記

こんにちは、服部ユウです。久しぶりの登場です。
今回は、IRONMAN Goseong 70.3(韓国)の参戦記を書きたいと思います。

目次

  1. Goseongとは?
  2. 参加を決めた理由
  3. 直前の練習量について
  4. 金海国際空港(釜山)迄のアクセスについて
  5. 大会前々日~大会前日(Goseong到着まで)
  6. 大会前日(Goseong到着後)
  7. レース開始前
  8. レース開始
  9. レース終了後
  10. 終わりに

Goseongとは?

Goseongは、韓国の一都市です。漢字で「固城」と書きます。IRONMAN70.3の開催は今年が初めてのようで、記念すべき第1回大会に参加して来ました。

参加を決めた理由

大きく2つです。

世界選手権(IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 70.3)の出場権獲得難易度

私は、”世界選手権と名の付く大会に出場したい!”という思いをずっと持ったまま日々を過ごしていました。
というのも、大学時代にはラフティングという川下りのスポーツで世界選手権出場を狙うも夢叶わず。。。
不完全燃焼感を拭い切れないまま社会人となったのでした。

トライアスロンの世界選手権には数多くの種類があり、その中でも特に”IRONMAN”と名の付く大会がトライアスロン界では一番ブランドがあるように思えます。
IRONMANの世界選手権は、ミドルとロングの2種類があり、ロングは俗に「KONA」と呼ばれるハワイで開催される、格のある大会です。
こちらの出場権獲得は相当な難易度を誇り、トライアスリートしては、出場が叶えば周囲から一目置かれることは間違いありません。
私自身もいつか出場したいと思いながらトライアスロンを続けています。
一方、ミドルの世界選手権は「KONA」と比較すると、出場権を獲得し易いため、トライアスロン歴が2年程度の私は2019年の目標として、ミドルでの世界選手権出場を狙うことに決めました。

ミドルにしろ、ロングにしろ、世界選手権の出場権は各地で開催されるIRONMANの大会に一定数が分配されております。
出場者のレベルが低い大会で出場権獲得を狙うのが賢いです。断言は出来ませんが、初回開催の大会は比較的レベルが低い傾向にあります。
かつ、アジア圏の大会は概してレベルが低めです。その観点で、初回開催のGoseong 70.3は狙い目であると判断しました。

SNSで流れてきた広告

「2018年内のアーリーエントリーで「On Cloudrush」が貰えます」

何と、早めにエントリーするだけで、Onのハイエンドモデルシューズである「Cloudrush」が貰えるとのこと!
大会の参加費が凡そ4万円。Cloudrushは約2万円弱。つまり、参加費の半分近くが還元される計算となります。
お得だと判断した私は、直ぐさまエントリーを完了させたのでした。
(なお、Onのシューズは足型が合わずに履けなかった模様)

エントリー完了後にチームメンバーへ声を掛けたものの、誰にも参加して貰えず笑、単身での海外遠征が決定しました。
1人で海外に行くのもある種の経験だと思っていたため、前向きに捉えました。世界選手権の出場権獲得を目標に、2018年末頃から気合を入れて練習を開始しました。

直前の練習量について

スイム

ミドルではスイムの重要性が低いと判断し、正直捨てていました。
3月のみ30km泳ぎ、他の月は5km前後の練習量です。
筆者はプールスイムで1,500mのベストが25分台ということもあり、練習をサボっても致命傷にはならないだろうと判断し、スイムを練習する代わりにランとバイクの練習を増やしました。
短期間での出場権獲得を目指していた私としては、この戦略は正解だったと思います。
最も、ミドルと違ってロングに出場する場合、スイムを捨てる戦略は論外ですが。。。

バイク

基本的にZWIFTを利用したインドアローラートレーニングです。距離は測定していないので正確なことは言えませんが、週に3回程度、1時間程度のSSTを実施していたと思います。
大会直前には40分間300W走を完遂出来る等、順調にFTPを伸ばしました。2018年末にはFTPが270W程度でしたが、半年で30W近く向上出来ました。
個人的にオススメのZWIFTメニューは以下の通りです。

  • SST(short):全ての基本。これを繰り返しやれば確実にFTPが上昇する。
  • SST(mid):SST(short)に慣れたらこちらへ移行。ミドルの距離に慣れるために実施。
  • Earn your Bacon:前半は(10分-5分)×4セットのSST。後半は140%1分×4セット。前半のみ実施していました(後半は完遂不可)。
  • The Gorby:VO2max領域でのトレ。これはFTPの底上げに寄与したと思います。
  • VO2max(カスタム):最近世間的に(一部の界隈で)流行りの(FTP120%3分-60%3分)×3セット。短時間高強度トレの最良メニューです。超オススメ。

ラン

2018/12~2019/3迄の期間は、毎月200~250km走りました。トレッドミルは利用せず、全て屋外走です。9割5分は皇居ランでしょうか。
この結果、2018/10に5時間30分を叩き出したフルマラソンのタイムを、2019/3に3時間22分まで縮めることが出来ました。
練習の質は重要ですが、その前に絶対量を確保することの方がよほど大事です(これは他の2種目も同様だと思います)。
まずは質より量。その後に、質。半年でフルマラソンを5回走りましたが、特に怪我すること無く4月を迎えました。

しかし、4月1週目に参加した彩湖デュアスロンのランで遂に両膝を負傷。。。(腸脛靭帯炎、鵞足炎)
ここからは走ることが殆どままならなくなり、週3回程度は整骨院に通院して治療をしました。
4月中旬~大会本番迄は殆どランの練習をすることが出来ないほど状態が悪かったです。

続いて、現地までのアクセスについて記載します。

金海国際空港(釜山)迄のアクセスについて

Goseongには、金海国際空港(釜山)から車で向かうことになります。
日本から金海国際空港(釜山)への行き方は、大きく2つあります。

1.成田空港→仁川国際空港→金海国際空港(釜山)

韓国内で国内線に乗り継いで釜山へ向かうルートとなります。私はこちらを選択しました。
というのも、ANAのマイル特典でチケットを購入しようとすると、このルートしか選択肢が無かったためです。

2.成田空港→金海国際空港(釜山)

成田からの直行便です。確か、JAL便が運航していたと思います。

1.を選択した結果、往路の成田→仁川ではエチオピア航空、仁川→金海国際および復路の金海国際→仁川→成田ではアシアナ航空の飛行機に搭乗することとなりました。
エチオピア航空では、スポーツ自転車の持ち込みに関して超過料金の100ドル(!?)を徴収されることが搭乗手続き時に発覚し、カウンターで青ざめました。
幸い、アシアナ航空はスポーツ自転車の超過料金を取られなかったため最小限の被害で済みましたが。。。
利用する航空会社の預け手荷物料金の規定は必ず確認した方が良いです。一見安い航空券でも、超過料金があると割高になるケースがありますので、規定を確認したうえで航空券を手配しましょう。

ちなみに、自転車の輪行時には、チームメイトからレンタルした安全と信頼のシーコンを利用しました。
海外遠征ではシーコンが無難ですが、こちらも航空会社によってはサイズの観点で超過料金を取られる可能性があるため、要注意です。

大会前々日~大会前日(Goseong到着まで)

大会の前々日、往路は成田を21時半に出発し、24時過ぎに仁川へ到着しました。金海国際への出発便は朝の6時半でしたので、空港泊を余儀無くされました。
事前に調べた限り、仁川は世界で2番目に安全な空港とのことで、特に宿を確保しませんでした。
空港に到着すると、私と同様に次の飛行機を待つ人々が至る所で雑魚寝をしており、想像以上に安心感がありました。
何とか無事にソファーを確保し、程なくして就寝。気持ち良く翌朝を迎えました。なお、仁川→金海国際への飛行機搭乗時間は1時間程度です。

金海国際からGoseongは距離にして60km程度離れており、車で1時間半程度を要します。
移動手段は車です。電車は通っていません。自走も厳しいと思います(森を何度か通過する)。
私は、IRONMAN運営事務局が手配してくれる送迎車を利用しました。ちなみに、往復で1万円程度かかりました。普通に高いですが、無難な選択肢だと思います。


(金海国際空港に降り立ち直ぐに見つけたIRONMANブース。ここから送迎車に乗りました。)

大会前日(Goseong到着後)

車に1時間半程度揺られ、あっという間にGoseongへ到着。IRONMAN運営事務局が推奨する宿を予約しておりました。
宿と言ってもホテルではなく、俗に言うペンションですが、エントリー登録所から徒歩3分、説明会会場から徒歩30秒、トランジットエリアから徒歩5分という素晴らしい立地でした。
Goseong最高!とこの時ばかりは思いました。。。


(ペンション内部。張り紙はハングルで全く読めず。広いスペースを1人で貸し切りでした。)

ただ、現実は甘いことばかりではありません。
特に、以下2点は個人的にかなり辛かったです。

1.田舎過ぎる。。。

Goseongは、韓国の中でも中々の田舎です。宿泊場所のすぐ近くにスーパーマーケットすら見当たらない街でした。
個人的に、これは本当に参りました。1年前、IRONMANケアンズに参加した際は、ホテル近くにスーパーマーケットが数多く立ち並び、買い物には一切不自由しませんでしたが、Goseongではお店と呼べる類のものがほぼ皆無。会場内に簡易コンビニがあり、そこで最低限の食事(缶詰等)を買えたので事なきを得ましたが、もしそれが無ければ朝食無しでレースに挑む羽目になっておりました。
海外遠征時は、念のため日本から食料を持っていくことをオススメします。お金があってもモノが買えるとは限りませんので。。。笑

一応、会場内にはレストランが1軒ありました(夕方17時閉店)。
それ以外ですと、一番近いところで会場から徒歩15分程度となります。
私同様に面食らった海外からの参加者も多かったのではないかと推察しています。

2.英語が通じない。。。

これは出発前から覚悟していましたが、案の定、田舎街であるため英語が殆ど通じません。
ペンションのオーナーも、簡易コンビニでも全く通じず、クレカを黙って差し出すと、スキャナーに読み取られて返却される。これ、本当に正しく決済されているのかなと何度か不安にもなる場面もありました。
言葉が通じないのは想像以上にストレスでした。韓国語と英語の翻訳アプリ等を事前に用意しておけば、状況は違ったかもしません。田舎街を訪ねる際は、必須です。

会場で受付を済ませ、準備を完了させた後、晩御飯を食べました。やることが無く、19時には就寝していたと思います。

レース開始前

レース当日は、2時に起床しました。
眠い目をこすりながら、前日に購入した缶詰とお菓子を食します(めちゃまずい。。。)

朝の5時過ぎにトランジットエリアが開放されるとのことでしたが、それ迄の間特にやるべきことも無く、暇つぶしのストレッチに励みながら夜明けを待ちました。
2度寝をすることもなく5時になり、トランジットエリアで最後の準備をしてスイムに備えました。

レース開始

スイム編

先述の通り、ミドルはバイク・ランと比較するとスイムの重要度が相対的に低いと考えており、個人的には捨てていました。そのため、正直スイムに関しては語れることが殆ど無いように思います。

ただ、そんな中でも今回実践してタイム短縮に効果があったと考えていることを以下に記載します。

  1. オープンウォーターでは、ピッチを上げる
  2. →私はプールで4回に1回呼吸かつ、ピッチが遅くグライドが長い泳ぎ方をずっと続けていました。プールではこの泳ぎ方である程度速く泳げます。ただし、オープンウォータ―では波の流れや周囲の選手の動きに合わせて、ピッチを変動させないとタイムが伸びません。基本ピッチは上げ気味で、かつその中でもピッチを変化出来るとベストだと思います。今回の大会では、2回に1回呼吸を基本とし、ピッチも従来と比べて上げ気味でレースを進めました。

  3. 大集団について行く
  4. →速い人の真後ろで泳ぐと、楽に泳げます。また、人が横にいるとその効果は更に大きくなります。バイクにおけるドラフティングと非常に似ています。そのため、単独泳は極力避け、何とか集団にくらいつきましょう。私はバトルが嫌いなため、単独泳を好んできましたが、今回はバトル覚悟で集団の近くで泳ぎ続けました。

上記1,2を意識した結果、スイムは34分51秒でフィニッシュしました。当初、35分を目標としていたため、辛くも目標達成という感じです。


(湖を反時計回りで1周)

バイク編

一応、得意種目です。重量級(176cm、75kg)のため、特に平地を得意としています。また、距離が長くなればなるほど得意です。

先述の内容と重複しますが、ミドルに関しては、ある程度のレベルまではバイクとランで勝負が決まります。肝は、いかにバイクで消耗せず、ランで脚を残すことが出来るかです。
私は大会直前のFTPが300W程度でした。ミドルに関しては、FTPの7.5~8割を出力の目安とすることが理想という話を聞いており、自分自身そう思っています。
私はランにかなりの余力を残したかったため、7.5割の225Wをターゲットパワーに設定しました。

今回は、90kmで650mアップという、ど平坦ではなく、そこそこアップダウンがあるコースでした。
ただ、下った勢いそのままに登れてしまう坂が大半を占めており、獲得標高ほどの辛さは感じませんでした。
逆に、この大会の2週間後に出場したIRONMANセントレア70.3では、下り切った直後に90度ターンが多く(勘弁してくれ)、獲得標高は高くないのにタイムが出にくいコースでした。
つまり、獲得標高という数値のみでコースを把握しようとすると、コースの全貌を正確に捉えそびれる可能性があるということです。気を付けましょう(自戒)。

スタート直後から225Wをターゲットにしてペダリングを繰り返しました。途中、自分よりも速い選手に抜かれることもありましたが、動じずにひたすら一定のペースを保ちました。
40kmを過ぎた辺りからは、速度がほぼ同一の複数選手でパックが形成され、Goseongの風光明媚な自然を楽しみながら、パック走となりました。
国内でいうと、しまなみ街道のような綺麗な景色を横目に走れ、気分は最高でした。

そして! コースも残り2kmを切ったところで、何とドラフティングペナルティを取られました。。。!笑
前の選手も同様にペナルティを取られており、お互い拙い英語で会話を交わして苦笑いしながらバイクのゴールへ向かいました。

ちなみに、残り5kmを切ったあたりからはランに備えてペースを落としました。具体的には、225W→200W強に落としたと思います。
そして、残り150mを切ったあたりでビンディングシューズのダイヤルを緩め、即座に靴を脱げる準備をしてトランジットに備えました。
バイクは2時間29分でした。目標は2時間40分であったため、上出来でした。

ランスタート前に入ったペナルティボックス内での時間の経過は非常に長く感じられ、スタートしていく他の選手を見ると焦りだけが募りました。
しかし、トランジットエリアに置いてあるバイクの台数は依然として少なく、この時点で自分自身がかなり上位に位置していることを認識出来たので、ゆったりとストレッチをして脚をほぐし、最後のランに備えました。
この5分のペナルティで心拍数も整えることができ、結果的には有意義な休憩であったように思います。


(湖の周りを走るコース。終始絶景でした。)

ラン編

ペナルティボックス内で会話をした同エイジと思われる選手(ゴール後に違うことが判明)が1分先にスタートしていたので、当面はその選手を目標に走り出しました。

私は、ラン単体はそこまで速くないのですが(フルマラソンのベストが3時間22分)、ブリックランは割と得意でした。
4月に行われた彩湖デュアスロンでは、80kmのバイクを漕いだ後の10kmランのうち、9km迄をキロ4分10秒を切るペースで走れていたこともあり、割と自信をもっていました。

バイク直後は脚が非常に軽く、最初の1kmは4分を切るペースでスタート。さすがにこれは速すぎたため、2km以降は4分30秒を下回らないペースを目標にして進みます。
4km地点で先程の選手を追い抜けました。今回のコースは最初の3kmがフラット、残りは6kmのアップダウンコースを3周で獲得標高が180m程度。
正直、重量級にはめちゃくちゃ厳しいコースでした。ただ、どんなに厳しくてもエイド以外では休まないこと、エイドでも水を掛けたらすぐにスタートすること、を自分の中でのルールとしていました。
ミドルは潰れる覚悟で1秒を削り出す競技だと思っていますので、休むことなく走り続けました(ロングは逆だと思います。)

周回コースのため、同エイジのライバルが何人いるか凡そ分かるのですが、自分と同エイジの選手が全然見当たりません。
もしかしたら、超上位でゴールできるかもしれないという気持ちになれたのは幸いでした。半分を過ぎるまではしんどかったですが、後半に向かうにつれて次第に脚が軽くなりました。

そうはいっても疲労は徐々に蓄積し、最後の2kmでは両脚のふくらはぎが同時に攣る悲劇に見舞われましたが、その場でストレッチをしてランを再開。
1度攣ってしまうと、その後は特定の動作をする度に攣ってしまうため、ひたすら攣りにくい動作を繰り返しました。
ゴール直前は、数歩走っては攣りかける、の繰り返しで限りなく限界に近い状態でしたが気合で乗り切りました。
ゴール前のレッドカーペットの上では再度両ふくらはぎが攣ってしまい、最後は歩いてのゴールでしたが、何とかテープを切れました。
ランは1時間31分でした。目標の1時間40分を大きく上回れました。

合計タイムを確認すると、ドラフティングペナルティの5分を込みで4時間46分代。
当初5時間切りを目標にしていたことを考えると、上出来と言って良い結果でした。これは素直に嬉しかった。
即座に順位を確認すると、エイジ3位。世界選手権の出場権が回ってくるかもなー、と緊張しながらレース会場を去りました。


(アップダウンの激しいコース)

レース終了後

ゴール直後はすぐさま宿に帰り(ゴールから徒歩3分笑)、風呂でリフレッシュし、すぐさま食事を摂りました。
スマホを確認すると、日本にいるチームのメンバーからメッセージが届いています。
どうやら、トラッカーでレース結果を追ってくれていたようです。大変有難いことです。

そして、ゴールから約3時間が経過し、運命のロールダウンセレモニーが始まりました。その中で、今回の25-29エイジは世界選手権の出場枠が2つと発表されました。
ということは、1位か2位のどちらかが辞退しない限り、私には出場権が回って来ません。。。
2位とのタイム差は12秒と大変僅差であったため、この時ばかりは”もうちょっとどこかで頑張っていれば、、、”、という後悔が激しく押し寄せていました。

セレモニーの会場では、同じく日本から参加された女性と一緒にロールダウンのコールを待ちました。
会場内に湧き上がる歓声とため息。。。それが数回繰り返された後、ついに自分のエイジの発表が始まりました。
エイジ1位の選手の名前が呼ばれます。すると、エイジ1位の選手は胸の前で×というジェスチャーを取ると共に、出場権を辞退する意思表示をしました。
既に出場権を持っていたのか、あるいは世界選手権に興味がないのかは不明ですが、いずれにせよ1枠空きました。
この時点で私に出場権が回ってくることが確定し、一緒にセレモニーに参加した女性と喜びを分かち合いました(この女性も出場権を獲得しました)。
名前がコールされた瞬間の喜びは何物にも代えがたいです。

なお、出場権が欲しい場合、ロールダウンで名前を呼ばれたら直ぐに返事をし、出場権獲得の意思を伝えないと、あっさりと権利が剥奪されてしまうので本当に気をつけて下さい。
名前を呼ばれてから1分後に現れた女性は、きっちり飛ばされてしまっておりました、無慈悲。
その場でクレジットカードとパスポートを用いてエントリーの手続きを行い、長い長い一日が終わりました。

終わりに

この1年間、世界選手権の出場権を獲得することを目標に練習を重ねてきました。
ちょうど1年前に参加したIRONMANケアンズのタイムが13時間40分。極端に遅くは無いものの、到底世界選手権を狙えるレベルではありませんでした。
そこから1年をかけて一気に集中して競技レベルを向上させることが出来ました。
目標を決め、それに向かってやり切るということ。トライアスロンは努力が報われるスポーツであるとつくづく感じております。

次は、ロングの世界選手権(KONA)出場権獲得を目指して邁進致します(3ヶ年計画)。


(私は一番右。真ん中がエイジ1位かつ総合1位。太ももの太さ。。。)

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