【レースレポート】新宿シティハーフマラソン2019

スイマー戸田のマラソン第4弾!
今回は1/27に筆者の地元・新宿で行われた新宿シティハーフマラソンです!

前回の湘南国際マラソンの記事はこちらから

大会概要


大会公式サイトはこちら 

今回で17回目を迎える都市型レース。以前は国立競技場が会場でしたが、建替が始まってからは明治神宮野球場に変更。どちらにせよアクセス良好です。
コースは道路工事・規制状況により、ここ数年は毎年のようにレイアウトの若干の変更があります。前年との単純なタイム比較はできません。

今回の主な変更点は、明治通りを通らず御苑トンネル1往復半に変更。毎年、陸連公認コースとして認定されてます。
ハーフマラソンには4,000人がエントリー。他にも10km、3km、小学生ラン、ファミリーランと、走る人なら誰でも楽しめるイベントです!

コース解説・攻略

何度も出場した地元出身の筆者がコースを解説してみます!


コース図はこちら 

新宿シティは変速3周回のテクニカルコース。
今回は180度ターンが5回、約800mのトンネル通過が3回、ピッチが乱れるほどの登りが8ヶ所・下りが6ヶ所。
ビル風もあり、ペースを一定に保つのは不可能に近く、タイムを狙うには難易度は高めです。

折り返した後や登り坂で、しっかり垂れない走りをする必要があり、タイムを狙うなら事前に攻略法を頭に入れておくことをオススメします。

1周目は2.5kmとあっという間。銀杏並木で折り返し、外苑周回から国立競技場を回り神宮球場へ。
3周共通で、外苑西通りから神宮球場への200mの登り坂があり、ここはスピードが落としやすい要注意ポイントです。

2周目は約11.5kmと最長。外苑周回から信濃町駅前に出て、外苑東通りを1.6km北上。四谷三丁目まではフラット、そこから曙橋までは下り基調ですが、常に北からの向かい風。集団でやりすごしましょう。

曙橋の外苑東通り⇔靖国通りの立体交差は、下って潜って登って折返し、序盤の消耗ポイントです。折り返してから四谷三丁目までも、追い風とは言え登りが続くので、ペースを保ってクリアしたいところ。

四谷三丁目を左折し新宿通りを進み、四谷駅前を左折したところで3ヶ所目の給水。そこから一気に下り靖国通りを左折、最も長い2.3kmの直線区間ですが、向かい風に加え、富久町では登り坂もあるので、最もタフな区間でもあります。

その後の御苑トンネルはこのコースのハイライト。風がなくなり発汗を感じやすく、またトンネル内はアップダウンを感じにくいです。
更にGPSウォッチを使うランナーは、GPSが捕捉できない区間なので、自分のペースが乱れないように気をつけます。

新宿側からトンネル入ると、入口は緩く長い下り坂→出口は急な登り坂。抜けてすぐの四谷四丁目を右折すると、このコース1番のスピード区間。国立競技場に向けて緩やかな下り坂で、追い風が背中を押します。途中4ヶ所目(3周目では最終6ヶ所目)の給水があります。
途中から1周目と同じ区間に合流、再び神宮球場に向けて登り坂です。

3周目は2周目を短縮したコースで約7km。四谷三丁目を左折して新宿通りに入り、すぐ御苑トンネルへ突入。
今度は一気に下ってから、ダラダラした登りが続き、トンネル出口で一気に登ります。

登りきったところで折り返し今までの上った意味を、下りを走りながら考えてはいけない、以降は2周目の終盤と同じルート。
トンネルを出たあと、最後の給水所の前後で2周目のランナーと導線が交差するので要注意。タイミングを見計らってコース左から右に抜けていきます。

最後の給水所は周回遅れのランナーで渋滞すること、ゴールまで2kmを切っていることから、取らないことをオススメします。
残り500m地点で最後に待ち構える登り坂を越え、神宮球場に入る通路を駆け降り、グラウンドでゴール。
正直ハードなコースです。

事前練習

12月・1月とも月間走行距離は100km少々。
年末年始の休みを使って長い距離を積みました。
また1月上旬には久し振りに400mトラックで10km測定して38’55。ネガティブで走れたので好感触。

レース前

前夜はしっかり食べて、当日朝もパスタをしっかり食べる。
家と会場に向かう途中で2回トイレに。排便能力の見せ所?です!笑
当日受付はなく、ウェアもジャージの下に着込んで向かったので、会場の神宮球場に着いたら上着を脱いで荷物を預けて準備完了。

スタンドにはチームメイトの長井さんが応援に来てくださいました!
また筆者は東京六大学野球ファンでして春秋は練習そっちのけで毎週末のように神宮球場で野球観戦しているので、神宮球場はまさしくホームグラウンド。アップで外野のフェンスに沿って走り、気分高揚。

ちなみに今回のゲストは連続出場なさっている往年のオリンピックランナーの君原健二さんのほか、スペシャルゲストに浅田舞さん・真央さん姉妹!
どなたも見つかりませんでした笑

レース本番

前日にコースをジョギングで試走してシミュレーション。今回の戦略は以下の通り。

  • エントリータイムの1:24’30を目標タイムに再設定、1km=4分のラップを守る。
  • 招集前のアップで刺激を入れるため50mほどのウィンドスプリントを数本。
    ※ハーフマラソンは序盤から早いペースでの展開になるため、心拍数も一度しっかり上げておきます。
  • 補給はスタート前にアミノバイタルのジェル(青)とMag-onの顆粒。レース中盤でアミノバイタルのジェル(赤)を1つ。
  • 北風と数多くのアップダウンによりペースが変わりやすいコースなので、ラップタイムの変動に焦らない。
  • 6ヶ所ある給水は最初と最後は取らない。中盤も無理して飲まない。

招集時間の8:10に余裕を持ってBブロックに到着し、長井さんと話しながら待機。
日陰から日向に変わるくらいの時間帯で寒い。
開会式を終えたら8:30にスタート!

最初の入りの2kmを3’54-3’49とオーバーペースで入ってしまい、その後は向かい風やアップダウンもあり、安定したラップを保てない序盤。
それでも7km過ぎて新宿通りに入った辺りからは、4’00/kmに対しての貯金が何秒あるか、で計算が立ってきました。

1km=4’00だと想定タイムが1:24:24。6km地点で23’33でしたので、ここで30秒弱の貯金。
11km過ぎのトンネルでGPSをロスしてしまい時計上のラップは乱れてしまいましたが、染み付いた感覚で切り抜けます。

トンネルを抜けてからも「キロ4ちょっと」を保ち3周目に突入。
この頃には周囲の顔ぶれも固まり、目標の1:24’30も確実。向かい風や登り坂ではペースが落ちましたが、同じレベルのランナーと淡々とラップを刻みます。
御苑トンネルの往復は気を抜くと置いていけぼりになりそうだったので、数歩先行するランナーに食らいつきます。去年、トンネルの出口で踏ん張りきれず先行ランナーから千切れて最後に苦しい思いをした経験を自分に言い聞かせ、気持ち切らさず付いていきます。

トンネル出口からはラストスパートに向けた展開。下り坂+追い風を利用して加速、ラスト2kmを3’50/kmで攻めました。
最後の登り坂を気合を振り絞って登り切る頃には、1:24’00を切れるかボーダーライン上。
神宮球場の通路の下り坂を利用して勢いをつけ、必死の形相でゴールスプリント。

オールアウトでフィニッシュして手元の時計を確認すると1:24’00でした!自己ベストを2分近く更新!
あとは公式記録が23分台に突入できてるかどうか…?

レース後

フィニッシュした流れで記録証を発行して頂くと、公式ネットタイムは1:24’01でした…惜しい…!

新宿シティの参加賞はよくあるTシャツやタオルではなく、毎年しっかりした作りのランニングアイテム!
今年はなんと肩掛けバッグでした!デザインも良い!

応援に来て下さったチームメイトの田所さん、井上さんと合流し、会場で体組成計InBody測定ブースがあったので計測してみました。自分を客観的に見る指標になります!
管理栄養士の田所さんは栄養バランス全て良好、最近はバーチャルライドZWIFTで鍛えまくってる井上さんも筋肉量があり、皆様さすがです!

総評

レースは1ヶ月半振りで、もう少しトレーニングを積めたなぁと思いながらも、ベスト更新の信念を持って体現できた良いレースになりました!
ただ、難しいコース設定ゆえ、ラップタイムが安定せずフワフワとした感覚だったので、次は地に足ついた展開としたいです。
迷って手袋はしなかったのですが、給水を1ヶ所取り損ねる失敗もあったので、次回は大人しく手袋します笑

次回予告

今週末は新宿シティから中6日での神奈川マラソンでのハーフです!
ただ、新宿のアップダウンと気合のラストスパートで、ウィークポイントの左膝と右足首にダメージが残ってしまい、急ぎ治療中。
回復したら1:23’40を目標に、回復しなかったら新しいシューズの実践投入実験にしたいと思います。
では次回もお楽しみに!

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