【レースレポート】第32回 丹沢ぼっか駅伝競走大会

トライアスロンではございませんが、変わり種レースに興味あればご一読ください。
キワモノレース担当(?)上井から初のレースレポートお届けします。
駄文で恐縮です。

①ぼっかとは

以前通っていたトライアスロンスクールの仲間からある日こんな誘いが。

「うわいくん、ぼっか一緒に出ようよ。40キロの部でさ」

「ん、ぼっかってナニ?」
これが、最初の僕の感想でした。

ぼっかとは、荷物を背負って山越えすること、もしくは山越えする人のこと。
漢字で書くと歩荷。
そして、40キロとは、40kmではなく、その荷物が40kgであるということ。

ぼっか駅伝大会とは、40kgの荷物(砂利)を背負って、山を登るレース駅伝のこと。
そんなムチャクチャな大会があるなんて…。

しかし、僕は驚いた一方で、そのハチャメチャなレース内容にワクワクが止まりませんでした。

②事前トレーニングと準備

歩荷駅伝では、大会の約一か月前から運営側が練習用の砂利をレース会場に用意しており、選手には事前にトレーニングを積んでおくことを推奨しております。
僕たちのチームは、2回の事前トレーニングを積みました。

レース会場は、神奈川県の西方、大倉山。
僕自身は初レースでしたが、チームとしては今回で3回目の出場ということもあり、会場に着くと、慣れた手つきで準備を始めました。写真のような背負子に道路の脇に置かれた20kgの砂利袋を二つ装着すると、出発準備は完了。背負子の主な工夫としては以下の通り。

  • 背負子の重心を上げるため、発泡スチロールを下に敷く。(体感的な重さが全然違う!)
  • 砂利が途中で崩れないように旅行用の幅の広いビニールテープや紐を使って背負子にガチガチに固定。
  • 肩のベルトが食い込んでくるので、緩衝材を肩紐に巻く。今回は赤ちゃん用の保護シートを使用。

<大倉山バス停の道路脇に置かれた練習用の砂利>

<砂利のセッティング完了>

③レース

いざ、スタートへ。
以下、レース見取り図です。

僕の担当は一区で水平距離2707m、獲得標高320mと最もタフなコース。

初めて砂利を背負った時の感想は、「案外軽いな」。
自衛隊の山岳救助隊や消防団も参加するよ、なんて話を背中で聞いて、勝ってやる!なんて冗談を飛ばせるくらいでした。

<出走前の気楽な様子>

スタート直後は快調でした。
トライアスロンでもマラソンでも最初は快調ですよね、そりゃそうだ。
スタート地点である大倉山バス停から登山道入り口までの500mほどはアスファルトで塗装された道路を気持ちよく走りました(歩きました)!

<登山道入り口>

しかし登山道への入り口を抜けたあたりから、身体に異変が出始めました。
傾斜が緩やかであれば影響の小さかった砂利が、斜度がキツクなるにつれ存在感を出してきました。臀筋、ハムストリング、脹脛にかけて、筋肉が張り始めました。
また息も上がり始めました。僕にとっては筋肉への疲労以上に、心肺への負荷が大きかったです。

<登山道の様子>

<終盤の疲弊した様子>

なんとか一区を走り終え(歩き終え)ましたが、筋肉、そして何よりも心肺への負荷は想像以上でした。
Time:41分35秒。

その後は、仲間に伴走しながら、頂上へ。

<山頂で喜ぶ様子>

④感想

チャレンジングなことを仲間とやるのは超楽しい!

それが僕にとってのトライアスロンの本質。
来年も出ます!目標タイムは35分。

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